口腔育成とは
0歳から始める「お口の成長サポート」
口腔育成とは、食べる・話す・呼吸するといった日常の基本動作を正しく行えるよう、成長段階に合わせてお口周りの筋肉や機能を育てていくサポートです。
お口の発達が不十分なまま成長すると、歯並びやかみ合わせの乱れ、口呼吸、飲み込みや発音の不調につながることがあります。特に口呼吸が習慣化すると唾液の働きが低下し、虫歯や歯肉炎、免疫力の低下など全身の健康にも影響するため、幼少期から口腔機能を整えることが大切です。
なかでも0歳から就学前は、お口の機能が大きく育つ重要な時期であり、この時期に正しく使う経験を重ねることで、将来の歯並びや口腔機能の土台づくりにつながります。
口腔機能の発達に影響する現代の生活環境
現代の子どもたちは生活環境の変化により、口腔機能を十分に使う機会が減っています。
その結果、本来成長とともに育つはずの舌・唇・頬・顎の筋肉が十分に使われず、発達が遅れるお子さまが増えています。
昔と比べて大きく変化した生活環境
- 柔らかい食事が増え、噛む回数が少ない
- よく噛まなくても食事ができる環境
- 姿勢が崩れやすく、顎や首に負担がかかりやすい
- 口呼吸になりやすい生活習慣
口腔機能発達不全症について

口腔機能発達不全症とは、生まれつきの病気があるわけではないものの、食べる・話す・呼吸するといったお口の働きが、成長途中で少し育ちにくくなっている状態を指します。
これは決して珍しいことではなく、歯並びだけの問題でもありません。
舌や唇、頬、顎の動きが十分に使われていないことで、日常生活の中で小さなサインとして現れることがあります。早い段階で気づき、成長に合わせてサポートしてあげることで、無理なくお口の機能を育てていくことができます。
お子さまにこんなサインはありませんか?
- いつも口が開いている
- 食事中にクチャクチャ音がする
- よく噛まずに飲み込む
- 食べこぼしが多い
- 発音がはっきりしない
- 舌が前に出るクセがある
- 指しゃぶりがなかなかやめられない
- 猫背・姿勢が悪い
1つでも当てはまる場合は・・・
口腔機能がうまく育っていない可能性があります。
「様子を見ていれば大丈夫かな」「まだ小さいから心配ないかな」そう思われるお気持ちは自然なことです。
ただ、成長期は一度きりの大切な時期ですので、早めに気づきサポートしてあげることがお子さまの将来の健康につながります。
歯並びに影響を与える「口呼吸」と「舌の位置」
口呼吸
鼻がつまっていないにもかかわらず、普段から口で呼吸をしている状態を「口呼吸」といいます。
口呼吸は息がしづらいだけでなく、歯並びや虫歯に悪影響を与えるほか、全身の健康にもさまざまな影響を及ぼすことがあります。
口呼吸が続くと、以下のような不調につながることがあります。
- 風邪をひきやすく、感染しやすい体質になる
- 口の中が乾燥し、唾液が減少し免疫力が低下する
- 虫歯や歯肉炎が起こりやすくなる
- 扁桃が乾燥して腫れやすくなる
- 集中力が低下し、記憶力や学習面に影響が出る
- 睡眠時の呼吸が不安定になり、睡眠の質が低下する
舌の位置

歯並びは遺伝だけで決まるものと思われがちですが、実際には環境による影響が大きく、原因の約8割が生活習慣などによるものといわれています。
歯が並ぶ位置は、「舌が内側から押す力」「頬や唇が外側から押す力」のバランスが取れた場所です。特に舌の位置や動きは、歯並びに大きな影響を与えます。
口呼吸と舌の動きの関係
口呼吸が習慣化すると、舌が本来あるべき正しい位置に収まりにくくなります。
呼吸が苦しい状態で食べる・飲み込む動作を行うと、舌が不適切な方向へ力をかけてしまい、口の内側と外側の力のバランスが崩れ、歯と歯の間にすき間ができたり、噛み合わせが悪くなったりするなど、歯並びへの影響が現れることがあります。
あすはな歯科医院の口腔育成サポート
口腔機能評価

お子さまの年齢や発達段階に合わせて、下記を総合的に評価します。
- 噛み方・飲み込み方
- 舌・口唇の位置と動き
- 呼吸パターン
口腔筋機能トレーニング(MFT)

舌・口唇・頬などの筋力や動きを育てるトレーニングを行います。
日常生活や食事の中で楽しく取り組める内容です。
- あいうべ体操
- 舌の位置トレーニング
- 正しい嚥下の練習
ご家庭でできる生活習慣のアドバイス

哺乳・離乳、飲み込み方、姿勢、呼吸習慣など、ご家庭ででお口を育てるコツを丁寧にお伝えします。
- 食事の姿勢
- 食べ方・噛み方
- 日常のクセ
まずはご相談ください
「これって口腔育成が必要?」「矯正するほどではないけど気になる」そんな段階でも構いません。
あすはな歯科では、お子さま一人ひとりの成長に寄り添ったサポートを行っています。 お気軽にご相談ください。













